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HSP/HSS と短期離職の件。

HSP研究の第一人者 心理学博士エレイン・N・アーロンの研究によると、HSPは人口の約20%を占め、さらにHSS特性を併せ持っているのはその30%。つまり、20%×30%=6% が、感受性豊かで繊細で傷つきやすく、かつ新たな刺激を追い求めるHSS型HSPであるといいます。【HSP/HSSLABO HPより】

6%という数字は、私って6%だったのか…っていう衝撃と、…だから生きづらかったのか…という、今までの数々の経験を踏まえると妙な説得力がありました。もちろん、その特性については、当てはまりすぎて怖くなったほどです。

 

実は、HSPという特性のことは何年も前から知っていました。本屋さんや書評などでもよく目につきましたし、自分でHSPということを公言される方も増えてきてましたし。私もそれなのか?!と思って飛びついて(うまく生きられない自分に少しでも理由がほしかったんですよね…)、いくつか本を読んだり、ネットに溢れる簡易テストをいくつも受けたりしました。でも、どれも合致率50%以下で、具体的な例とかもしっくりこないことが多くて、私は違うんだな〜と結論づけていたのです。

ところがある日、私と同じような境遇の方のブログかな、SNSかなにかを見て、HSSという特性のことを知りました。その方は、HSPは当てはまる部分もあるし当てはまらない部分もあるけど、生きづらさに違和感を感じていたときに、HSSという特性を知って、目から鱗だった、みたいなことを書かれてて、…いやまさに私じゃんこれ…と驚愕でした。

でもこんなに合致ポイントがあるのに、当てはまらない部分もありました。それは、天才型とか、独創性、芸術的センスがあるとかの部分です。いやいやいやいやマジで羨ましいなー!ていうかそもそもそれがないHSS型HSPって、ただの辛いだけのノーメリット特性じゃん…だって、それがあれば今までこんなに仕事が続かないっていう事態には直面せずに済んだと思うんですね。そういう才能があれば、一人でフリーで働くことも可能だった訳で……(マジで夢です)。それがないから、雇われる人生しかないんだろうなって諦めてきたので…

ここまで約10回転職をしてきて(執筆現在社会人歴10年強です)、たどり着いた結論はシンプルに私は会社に向いてないということです。多くの日本人は一つの会社で長く働きますよね(コロナ渦でフリーランス在宅ワークが増えたといわれますけど、そういったことが出来る職種の方ですよね)。転職にしても、一般的に短期離職の職歴は嫌悪されれるのがそれを如実に物語っていると思います。離職(もしくは退職すると決めた後)の度に転職活動からの面接をして、自分の身を持って体感しているんです。なのに離職して、その度に尋常じゃないストレスがかかる転職活動をせざるを得なくて。でもそれは誰のせいでもなく、自分のせいだっていうのも分かってるんです。そんな自分が嫌で、でも自分を放棄することもできなくて、結局自分が応募できる条件の会社を受けるしかありませんでした。

一人での空間や、業務なら心の負担がないのに(←実際振り返るとそういう職場は比較的続いてました)、誰かがいて、時間や場所やしがらみや空気(←日本ならでは)に拘束されるのは本当に本当に毎日が息苦しくて。でも周りの人たちは皆普通の顔してオフィスに座って仕事してるのを見て…私って異常なのかなと思ってました。こんなに耐えられない、気持ちをすり減らして毎日働いている人いるかなっていう疑問と、自己嫌悪。。言葉や態度でのイジメやパワハラ、責任を擦り付けられたり、セクハラだってどの職場でも多々ありました。それはもちろん辛くない訳ないけれど、でもそれ以上に、他人がそういったことをされていることが辛い…いろんなことが辛くてツラくて本当にどうしようもなくて結局それらに耐えられなくて退職…てことが何度あったことでしょうか…

現在またその私が耐えられない「会社」という場所で毎日働いてますが…やっぱり心を擦り減らしてるのが自分でも分かるくらい弱ってて、ふとしたときに涙出るくらい辛いです、出勤日は。もう本当に今回懲りたのと…HSSの特性を理解した上ではもう会社で働く選択肢はないな…と思ってます。